dreamed away:セルフライナーノーツ

このたびはariel makes gloomy / disital single「dreamed away」を購入くださり、ありがとうございます。

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メンバーのセルフライナーノーツです。
楽しんでいただけたら嬉しいです。

drums:佐々木 悠介

「dreamed away」は曲のはじめから最後までスピード感のある楽曲で、なんだか力が湧き出るような雰囲気の曲に仕上がったと感じています。
また、歌詞から強い決意と切なさを感じられる部分もあり、みなさまにどんな印象を持って聴いていただけるか、とても楽しみです。

ドラムとしては、一貫したイメージとして”疾走感”をテーマにしていて、BPM=176の中でさまざまなリズムやフレーズを手を替え品を替え盛り込むことで表現しています。

サビだけの部分でも、どんどんフレーズを変化させているので、そういった部分も合わせて聴いていただけると面白いかもしれません。
サビ前にハイハットをオープンにしたまま、そのままサビに突入している所も個人的にこだわったところです。

16ビートの中で細かい装飾系フレーズが連続しているフレーズや、ハーフビートの中で展開している変則的な8ビートのフレーズなど、とにかくフレーズを盛りだくさんにしたので、もしドラムをコピーしてみようかなと思ってくださる方にとって、楽しいと感じていただけると思います。
サビの頭で裏にスネアとクラッシュを入れているフレーズでは疾走感を失わないように特に意識したところなので、コピー時の参考にしていただけたらと思います!

guitar:ワダトシアキ

「dreamed away」のアレンジでは、とにかくラウドな音色とカッコいいフレーズということに集中しました!
アレンジもギターソロとイントロのフレーズを固めたという感じです。

ツインギターのライクなアレンジにした中で、コード系のギターではGibsonのSG、リードギターはFenderのストラトを使って、音色の使い分けをしています。

フィルター系のエフェクターはKatana effectのワウを使いました。
ハードエフェクターはワウだけで、その他の音色はアンプ、エフェクター含めてDAWのプラグイン上で作ってます…!
一部、Divided by 13でリアンプした音もありますが、最終的なミックスではどうなったのか…

勢いで録って、サクッと録音を終えたので、あまり録音中の記憶がございません!
強く弾くと音量がピークを越えてしまうので、タッチは優しく、気持ちは勢いを持つことは意識しました。

とにかくカッコイイ曲に仕上がりましたので、聴いていただけたら嬉しいです!

keyboard:イシタミ

amgの曲の中でもハードコアの精神性を打ち出している曲のひとつですが、そんなに初期の曲というわけではないので衝動的に作ったというよりは、こういうガンガンな気持ちの曲が聴きたいなというムードの時に集中して制作した記憶があります。

鍵盤としては完全にHardTranceを意識した音色を使ってます。
アレンジの時に何か振り切った音をいれたいと思って、お試しで使ってそのまま採用しました!
その後に制作した曲でも使うことのある扱いやすい音になりました。個性がありながらもなじみやすい音ですー!
1音弾いたら少なくても8音くらいは鳴るような厚みのある音になりますが、録音ではさらに音を追加しています。
アルペジオっぽさもいれつつ、リード感のあるフレーズを意識していて、テンポやリズムを変えるとそのままHardTrance曲にもRemix出来るかもです。いつかやってみたいですー。

録音の時の思い出は、佐々木さんのドラム録音時の最終日の最終曲で本当にすべて出し切った演奏をされておられたのが印象的です。
最後まで集中力を切らさないで、丁寧な演奏をしておられました。
それが、勢いのみではなく演奏として疾走感を表現する部分を担っていると感じています。

ワダさんのギターは曲のはじめにはいっているリード音がワダさんっぽいなと思ったのと、ワダさんのコード感をしっかりとツインギターで弾いているように聴こえたらいいなあと思い、最終的に私のギターも仲間にいれてもらいました…!(単に私がギターを弾きたかった説あります)

声は高い音から低い音まで使われているので、高さによって声の印象が変わらないように、明るすぎず&暗すぎない、響きが一定であることを意識したって感じだったかと思います。

ミックスは「amgではない海外のバンドをミックスする感じ」でお願いしてみました、ドライな響きであることと、ハードコア・メタルコアの精神性を汲んだ音像にしたいと考えていました。
声は浮遊感がある感じにしていただきましたー!
それが感じられる音像になっていたらと思いますし、新しい一面を感じていただけたら嬉しいです。
その音像を作ってくださった、エンジニアのたりおさんに感謝です…!

タイトル”dreamed away”の訳としては“時間や一生などを夢のように過ごした”という意味合いですが『今の状況は偶然ではないことを理解し、二度と戻ることは出来ない悲しさを感じながら、何度でも立ち上がれたらいいな』といったイメージの曲です。
たまに疲れていると曲の最後の「何度でも」のところでわーっとなることがあります。

「人は夢をみながら生きている、それがうまくいかない時もある、それでも何度でも立ち上がることが出来る、それは((夢のように))生きることかもしれないといった曲です。」と書けたらかっこいいのですが、実際は、≪夢みていたことが現実では終わってしまった、でも何度でも立ち上がるんだ≫という精神性を持った曲だと解釈してます。